結婚で転勤族妻となり地方へ。
その地は静岡。市内ではなく掛川。茶畑が広がる。
駅から徒歩10分。
アパートの裏には茶畑。
地方暮らし3ヶ月目。
ナチュラル系のセレクトショップの通販の梱包としてアルバイトが決まる
ネット通販の梱包のはずが、、、、
働き出して2か月もしないうちに自社ブラントのすべてを任せられることに。
社長:「服つくれる??」
私:「作り方と工場とやり取りや流れはわかりますが、、、、」
「工場や企画は何を??」
社長:「(笑)」
カジュアルとは打って変わって布帛のリネンがメイン。
大阪の会社で培ったパターンは持ってこれないので、
ゼロスタート!
大阪の会社は何十年とアパレルを続いている会社なので、
資料や得意先探さなくても営業さんがいて、営業さんが工場探して。
生産に関すること、納品に関すること、国際便手配してくれる人、
得意先に発送してくれる配送センター長やパートさんがいる。すべてが管理された状態。
その会社で私はパターンにかかわる業務。
1STパターン、サンプル検品、修正。
2NDパターン、サンプル検品、修正。
3RDパターン、サンプル検品、修正
量産パターン、納品前商品検品、納品。こなす毎日。
毎日15時間働いても終わらない。。。。
でもここ(掛川)には私以外誰もいない。
最初の1年は国内OEM会社を使い自社製品の製作で服つくり。
日本のアパレルのショップのほとんどが自社生産していない。
OEM会社を通して仕入れをしている。
自社で作ると安く仕入れられるけど、生産管理が大変なので大変なところは他社に任せ、
その先の企画と販売に力を入れているのがショップになる。
全てを企画からお客様に購入してもらうまで管理するのは本当に大変。
OEMの会社は店舗を持たない。
販売の能力とお客様を持っていないから。
私がアルバイトを始めた年の4月新卒の中国人が入社してきた。
自己紹介があったわけでもなく、いつの間にかいた。
普段何の仕事をしているか全くわからない。話すこともなく、かかわりもなかった。
が、半年が過ぎたとき、なんと中国工場を探してきてくれた!!
「この工場を使ってください」と( ゚Д゚)
社長が自社製品を中国と直接始めると言ったときは
大阪の経験から想像を絶することになるのでは😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱
と思った。
毎日終電まで企画の人は残って仕事をこなす日々だったから。
工場の縫製技術もわからなければ担当者もどんな人かわからない。確認してほしいと言われたわけでもない。
なぜなら、アパレルを全く知らない新卒の社員さんだから。勝手がわからないから仕方がない。
中国生産。始めからうまくいくはずもなく。
試行錯誤の1年目。
生地や副資材集め「探す」ことからスタート、とはいかず同時進行で少しずつ生産。
企画、仕様書、パターン。
商品に不良がおこならないように、毎日中国の担当者と進捗や縫製の打ち合わせの日々。
大阪の会社では国際便で荷物を出したこともないので、出し方すらがわからない。
国際便。。。。EMS。。。
郵便局が遠い。。。車で15分。
田舎の15分。かなりの距離です(笑)
自社生産
思っていたより時間に余裕がある。
なぜなら納期があるようでないから。
OEMは企画提案から納品まで2か月しかない。納品できなければペナルティーが発生する。
でもここでは自分でコントロールできる。
工場のキャパ、次、いつ依頼かけたら、どのくらいで上がってくるか。
本当に毎日ずっとチャットで打ち合わせ。
中国生産を始めるとき「3か月前から企画始めないと回りません」と社長には伝えてあったのと、
企画が出ないときは何度も声をかけ。ある程度のコントロールが可能。
おかげで納品が大きく遅れたり、工場パンクはなかった。
何よりは中国人の担当者が本当に優秀だったこと。
本当に助けられました!!
私より2歳下の女性。で既に1児の母!!
現在は4人のお母さん!!
また一緒に仕事がしたい人😊
元々固定のお客さんがいたネット通販だったので、1年で前年比+●億の売り上げ達成!!
3年働き
妊娠を期に退社、
子育てで第一線から離れ育児に専念。
次の地へ。